Windows の時刻同期

Windows に標準でついてくる機能だけを使って時間を合わせてみます。時刻を同期させる専用ソフトのような多機能さはないけど手軽に合わせられるのがよいところだと思います。


1 回だけ同期させる

コマンドプロンプトを使う

\\timesrv はタイムサーバーの名前。この方法は Windows 9x 系でも NT 系でも使えるが、タイムサーバーが Windows であるか Samba の動いている UNIX でないと使えない。

net time \\timesrv /set /yes

ショートカットを作る

1 日に 1 回時刻を合わせる程度ならば以下のようなショートカットをスタートアップに入れておくとよい。

Windows 9x 系の場合

command /c net time \\timesrv /set /yes

ショートカットの作成法

Windows NT/2000/XP 系の場合

cmd /c net time \\timesrv /set /yes

定期的に同期させる

Win32Time サービスを使う

この方法は Windows 2000 で使うとよい。

まずは SNTP サーバーをセットする。timesrv はタイムサーバーの IP アドレスやホスト名が使える。 net time /setsntp:timesrv 複数あるときは以下のように引用符でくくっておく。 net time /setsntp:"timesrv1 timesrv2" 現在の設定を見るときは net time /querysntp
次にサービスを開始する。 net start w32time サービスを停止するときは net stop w32time

マシンの起動と同時にサービスを開始したいときは、[コントロールパネル] - [管理ツール] - [サービス] - [Windows Time] で [スタートアップの種類] を自動にする。


Windows XP インターネット時刻を使う

日付と時刻のプロパティから [インターネット時刻] を選ぶ。サーバーの欄に同期したいタイムサーバーを入力しておけば自動的に同期がはじまる。
Windows XP 時刻の同期

Windows XP のインターネット時刻はデフォルトでは 1 週間に 1 度しか同期しない。同期の間隔をもっと短くしたい場合には以下のレジストリの値を変更すればよい(画像は 3600 秒 (1 時間) に 1 回同期させる設定)。

HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\W32Time\TimeProviders\NtpClient\SpecialPollInterval

SpecialPollInterval で同期の間隔(秒)を調整できる。データ型は REG_DWORD。
レジストリの値を変更している様子


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